ある日、お客様からお電話があり、「柱がシロアリに食われた」との事でお伺いしてきました。
和室の障子や窓ガラスに羽の生えたアリが沢山います。💦
柱に空いた穴からアリが出てきたとの事で、お客様が自分で柱を叩いたところ中が空洞になっていました。
柱の中はこんな感じで…ほとんど柱が残っていません。この柱って「通し柱」なんです。
アリが活発に動いています。
アリ発生の原因ははっきりしていませんが、多分以前に外壁材工事をされたときにバルコニー裏もバッチリ囲ってしまったために、バルコニーから雨漏りが発生して気付かずに相当の年数が経っているのも一つの原因かもしれません。
どこまで被害があるかわからないので、少しずつ壊していきます。
窓上の梁です。
被害のあった柱と反対側の柱も室内から見ると被害の跡が…
で、外壁側から壊してみると…
なんと!柱がほとんどなくなっていました。
シロアリの被害がここまで進行している物件は、建設業に長年関わっている我々でもなかなか見ることはできません。
なかなかレアなケースだと思いますが、壊してみるまで被害状況の全容が見えてこないなど、お客様にはご心配をおかけいたしましたが、この後はアリ被害のあった部材を交換してアリ外壁材を貼ってから撤去した造り付のバルコニーに代えてアルミの既製品バルコニーを取付けて工事完了となります。
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