小さな丘の上にあった2階建ては、基礎の低さ、通気性の悪さからカビが多発し、木材にもその害が及んでおり、お子様も大きくなりつつあった中で「終の棲家」兼「次世代に残せる建物」として、使いやすい3階建てに生まれ変わりました。
愛車エルグランドが入るだけの高さのビルトインガレージの上には中二階。ご主人の隠れスペースとなっています。
かつての趣味のバイクも奥におさまり、各自の自転車もガレージに。
盗難にあわないようにチェーン錠がかけられる頑丈なステンレスパイプ。ワンちゃんのリードかけも。そして将来の車事情を考えて200Vのプラグイン用電源も用意。
地域的に周囲も3階が多いため、採光と通風を考えて、LDKは2階へ。3階はお子様の部屋。
そして屋根裏を最大限に使い切って収納スペースに。現在は本やコミックが陳列され、図書館と読書スペースを兼ねています。
白い建物にイタリアンレッドの玄関扉が光ります。
LDKの3連装窓は、外部からのデザインを考えつつも、採光と風を取り入れています。
レースのカーテンは外からプライバシーを守る遮光タイプ。アジアンチックなドレープはお客様の趣向です。
各所に斬新なデザイン、カラーを採用していますが、アパレルメーカーでパタンナーをしていた経歴もあってか、それぞれが見事に調和しています。
床材は素足での肌触りを重視して無垢のうづくり仕上げ
。温水式床暖房で、季節を問わず靴下要らずです。
大きなテレビでシアタールームとするのが夢だったようで、それに見合う大きな壁面。単調にならないように、調湿効果の高いエコカラットでデザインし、その両サイドには縦スリット窓で、通風もとれています。
それを観るソファーの裏には、皆が使えるパソコンスペース。その空間をじっくり選ばれたキッチンから眺めるのが、一番の愉しみだとか。
キッチンはクリナップ。ユニットバスはヤマハ。
洗面化粧台・トイレはTOTOとそれぞれに秀でたメーカーを選定されています。
当社の売りである自由度を最大限に自分の目で見て触って存分に活用されています。
女性の城である水回りは余裕をもって設計され、分別ごみを一時的に置けるサービスバルコニーも設置。
あらゆる部材をどんどん見て回られ、本人にとっての本物を採用し、同時に置き家具も想定しながらトータルコーディネートをされた自由設計ならではの本領を発揮した建物です。
新築・建替え