「建てながら考え決めてもいいですよ、
と言われ、気持ちが楽になりました。」

建て替える前は、どんな家にお住まいでしたか?

奥様:結婚してこの地に、いずれ建て直すつもりで築30年以上の家を買ったんです。
風通しが悪く「あれ、こんなとこにカビが」なんてことがよくありました。
また、駐車場がなかったので、雨の日など、子どもを連れて借りている駐車場まで行くのも大変でした。
「車があるのに、なんでこうなの」ってよく思ってました。駐車場の都合で借りている場所が何回も変わり、遠くなったこともあったんです。
15年くらい経って、今回ようやく建て直すことができました。

キタザワは、どんなきっかけでお知りになりましたか?

奥様:実は、私の弟がキタザワに勤めていたので、とりあえず相談したのですが、予想外にも「広く情報収集して他社も比較して、まずは勉強した方がいいよ」と言われました。
あとから聞いた話では、家は一生ものだから、安易に決めて何かあったときに関係が悪くなることも心配していたようです。

ご主人:でも、本当はウチに来ると自信があったんじゃないかな?!

それで、どんな風に情報収集されたのですか?

奥様:家づくりは初めてなので、住宅展示場を見てまわりました。一番の希望は、ビルトインガレージにすること。駐車場でさんざん苦労しましたから。
土地は27坪と広くなかったので、ビルトインにするなら3階建てかなと考えていました。
キタザワ以外4社の話を聞きましたが、展示場に行ったその日の晩に見積もりをもってきた会社もありました。
3階建てということで、見積もりには鉄骨造りや鉄筋コンクリート造りの会社も入っていたんですが、やはり高かったですね。
在来木造の大手は2階建てで提案してきましたが、3階建てよりも、むしろ高かったです。

キタザワに決めたのは、どんな理由からですか?

ご主人:話をしていて感じたのは「うそがない」ということ。説明を聞いていてもわかりやすく、とてもきっちりしている。納得できるし、こちらが気にしていることなど察して先に言ってくれるんだよね。他のメーカーの場合、売りたいという気持ちが感じられるんだけど、それがないよね。
奥様:「建てながら考えて決めてもいいですよ」と言ってくれたことは大きいです。大手メーカーの場合、材料の大きさなど決まりがあるから、窓の位置とか大きさとか、融通がきかないのよね。
だから、初めから細かいところまで全部決めなくちゃいけない。
でも、キタザワの場合、そう言ってくれたことで、とても気持ちが楽になりました。
いろいろと現場対応ができるから、細かい要望にも応えてもらえることがわかりました。

実際に建て替えが始まってからはいかがでしたか?

奥様:大手メーカーは「3カ月でできます」という会社もあったけど、キタザワは、最初から「なるべく半年みてください」と言われました。
ちょうど、前の家を取り壊し更地になったときに3.11の大震災が起きました。
東北から材料を取り寄せていたものもあり、外壁のサイディングなど決めたものが入らず他のものに変えてほしいという話もありました。
でも、よりいい材料にしていただき、かえって良かったです。
震災の影響で工事が少し遅れ、雨で床板が濡れてシミができたこともありました。
見えなくなるところで別に支障はなかったのですが「このままでは気持ちよくないでしょうから」と言って、社長が来て全部貼り直してくれたのには驚きました。
また、仮住まいは、実は真ん前のアパートが借りられたんですけど、職人さんが嫌な顔ひとつせず、いつも対応して仲良くしてくださいました。
余った板をシューズケース用の追加棚板にほしいとお願いしたら、ピッタリ合うように、すぐ加工までしてくれたんです。
後片付けも、いつもキチンとしていて感心しました。
別に見られているから、そうしいてるという感じじゃ全然ないんです。
もう当たり前になっているんですね。

完成してからは、困ったことや問題点などありませんでしたか?

奥様:部屋の天井の隅など、わずかにスキマができたりしましたが、これは「木は生きているから」と事前にそうしたことがあると説明してくれていましたから安心できました。
また、「水回りの排水管が取り回しの関係でご主人の寝室の壁を通るので、水の流れる音が聞こえるかもしれません」と初めから言われていました。

ご主人:実際にその通りでしたね(笑)。まぁ、慣れましたけど。
奥様:3階にも水道を付けておけばよかったな、というのはありますね。
3階のベランダを掃除するのに、2階からホースを引いてますので。

よかった点はいかがですか?

奥様:やはり、進めながら細かいことが決められるのはよかったですね。
たとえば、壁紙も、同じ室内でも同色同柄ではなく、面により変えることで、ぐっと雰囲気をオシャレにすることができました。
私も思い切って冒険してよかったです。
主人の部屋の壁紙も、ちょっとエスニックな感じで気に入っているそうです。

なによりも、インテリアのことをよく知っていて惜しみなく情報を提供してくれるんです。
内装材も湿度を調整してくれる「エコカラット」を使ったり、窓のデザインも、いろいろ検討してくれ、キッチンから見たリビングの景色は、とても気に入っています(写真左)。要望に対しても、すぐに動いてくれたのもありがたかったです。
それから、収納をなるべく多くお願いしたのを、うまく空いたスペースを本当に無駄なく有効に使ってくれました。
設計段階でビルトインガレージの上に、某社の「蔵の家」じゃないけど、天井の低い広い収納を確保してくれました。
また、長男の部屋にも、収納スペースを設けたのですが(写真中央)、建築が始まってから、さらにその奥外側にデッドスペースがあるから、ここにも収納がつくれますよ、と提案してくれました。
おかげで、長男の漫画ライブラリー兼秘密部屋みたいになっています(写真右)。
さらに縦長のわずかな空きスペースにも棚収納もつくってくれました。
スペース活用では、他にも3階廊下のベランダ前に、洗濯物の室内干しポールを付けてくれたんです。おかげで雨の日だけでなく、急に雨が降ってきたときも、すぐに入れられとても重宝しています。
こういうところに気が利くのも嬉しいですね。
あと、玄関の赤いドアですが、実は家族みんなのお気に入りなんです。
建築中に息子たちも散々相談し途中で変えたものですが、赤にして良かったと正直心から思っています。
こうした融通が利くのが北沢さんのいいところですね。

最後に、全体的な感想や今後への期待などあればお聞かせください

ご主人:結局、費用もむしろ安く済んだじゃないかな。
最初から、こちらが求めている内容を理解して提示してくれたから、後から大きく変わることもなかったし。
あと、3階建てにするので、近所への説明や配慮も一緒にまわって十分過ぎるほどやってくれました。
そんなところからも、妻の身内だからではなく、うそ偽りがなく、信じていい会社だと感じました。

奥様:惜しげもなく足を運んでくれ、よくやってくれました。
今、自宅に居ること、帰って来ることがとても楽しみで大満足の我が家です。本当に感謝しています
。ちなみに、次男の友達が新築後初めて家に遊びに来たとき「この家とこの車って合っているよね」と言ってくれたんです。
子どもの嘘のない感想だっただけに嬉しかったですね。

-長時間、ありがとうございました。

取材・構成:徳留佳之

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